アルベロベッロ2
Alberobello


(昼のトゥルッリ)

アルベロベッロは、長靴型をしたイタリアのかかとに位置するプーリア地方にあります。とんがり帽子のような屋根をもつこのトゥルッリは、この地方でとれる石灰岩の切り石を積み上げてつくった石造家屋です。貧しかったこの地方の農民たちは、簡単に手に入る石灰岩を利用してできるトゥルッリを作ったそうです。
前ページでは夜散策したトゥルッリ街の写真を紹介しましたが、このページの写真は朝8時台に撮影した写真です。

下の写真はアイピッコラ地区を撮影したものです。昔は貧しかった農民が住んでいたトゥルッリですが、現在この地区に住む住民たちは富裕層だそうです。

左上の写真は、壁の隙間からモンティ地区のトゥルッリ街が見えます。屋根の上にはその家の家紋のようなものが飾ってあります。

下の写真はおみやげ屋さんが並ぶモンテ地区のトゥルッリ街の写真、夜の散策の写真と同じ場所です。
左上の写真では煙突から煙が出ています。どの家にも煙突があります。

下の写真は、とんがり屋根の内側から見たもの。天井です。お土産やさんの天井を撮影させてもらいました。下の写真2段目左側に雨どいがあります。またその右側、雨水を地下に貯めるための穴があります。トゥルッリの壁は1メートルほどあって厚く、夏の暑さを凌ぐ省エネ住宅なのです。屋根は石を重ねただけでセメントは一切使われていないのですが50〜60年に一度改装が必ず必要となるそうです。
上の写真、ひものようなものがぶら下がっていますが、蚊よけだそうです。他の家のもの(上、右の写真)で手にとって見てみましたが、ナイロンのなかに針金が入っている感じでしたが、効果はあるのでしょうか?
上の写真は、ホテルから歩いてトゥルッリのほうへ向かうとき撮った写真です。家庭菜園だそうですが、オレンジ、レモン、アーモンド、オリーブ、サボテンもありました。

今までの写真はトゥルッリ街の写真でしたが、アルベロベッロに近づきますと、車窓からあちこちトゥルッリを見ることができます。住居ばかりではなく、畑の納屋のように使われているのもありました。バスは高速で走っていますので、車窓から見えるトゥルッリを撮るのは難しかったのですが偶然に撮ることのできた写真の1枚を、最後に置いてみます。








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